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痔の中でも一番やっかいな痔ろう!この痔ろうとの闘病痔獄体験から肛門周囲膿瘍、 痔ろう根治手術体験・術後の記録。 イボ痔(痔核)、切れ痔(裂肛)、肛門周囲膿瘍、痔ろうの 症状や治療、体験談、 予防策、全国の痔専門医・肛門科を紹介します。 痔で悩んでる方や手術を迷っている方、これから手術に向かう方の悩みを解決する為に、 少しでもお役にたてれば幸いです。
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の病気の中で、いわゆる「いぼ痔」は医学用語では「痔核」と言います。
痔の一般名と医学名を並べて見ますと次のようになります。

いぼ痔内痔核または外痔核
きれ痔裂肛(れっこう)
あな痔痔瘻(じろう)

の中には、多数の病気が含まれていますが、最も多いのは痔核の病気です。
その次が裂肛で、痔瘻は三番目になります。さらに多くの病気がありますが、ここでは
上記の痔核裂肛痔瘻についてお話します。

痔核は、直腸~肛門粘膜下の血管が膨らんだ物です。
直腸の下部に出来た物を内痔核といい、これが肛門の外に脱出した物状態を脱肛といいます。
肛門の皮膚の下に出来た物を外痔核といいます。
内痔核は、20歳頃より発生し、年とともに大きくなっていき、出血や痛みを伴うようになります。
30歳頃から症状が強くなり、40歳代で病院を受診する事になります。
50歳代から後はが急に悪くなる事は少なく、若い頃からあったものがさらに進んでいきます。50歳を過ぎて急に出血などの症状が出始めた場合は腸の病気であることも多く、注意を要します。

裂肛は、比較的若い女性に多い疾患です。
肛門の表面は肛門上皮という薄い皮膚で覆われています。
皮膚が薄いだけに裂けやすいのです。肛門は普段締まっていて、排便の時だけ広がるのですが、硬い便が通過するときに浅い創が付き、紙に少し付く程度の出血があります。
普段はこの創は直ぐに治ってしまいますが、便秘症で硬い便が出たり、肛門が狭かったりして無理をしたりすると、繰り返し創が付き、肛門括約筋がけいれんし、痛みが伴って治り難くなります。

痔瘻は、比較的若い男性に多く、普通は肛門周囲膿瘍と言う形で発生します。直腸と肛門の境は、歯状線と言って波形になっており、その凹みは肛門小窩と呼ばれています。
その奥に肛門線という、粘液を出す線があります。
腸内には無数の細菌が常在しておりますが、たまたま細菌が肛門小窩から肛門線に入り込み、感染を起こすことがあります。ひどい感染が起これば、肛門周囲膿瘍となり、これが外に破れて慢性化したものを痔ろうと言います。

最近では生活様式・食生活の欧米化と共に、潰瘍性大腸やクローン病などの炎症性腸疾患が増えてきてます。
これらの病気は若い世代がかかる事が多く、通常は粘血便、下痢、腹痛などの腹部の症状で発症しますが、裂肛痔ろうなどの肛門部の病変で発病する事も多く、若い方の肛門疾患を見た場合にはこのような疾患を念頭に置く必要があります。
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プロフィール
HN:
shigejirou
性別:
男性
職業:
自営業
趣味:
七輪炭火焼、ドライブ・旅行
自己紹介:
妻と娘2人とミニシュナD&A夫妻と娘犬リーベとヒメの4人&4頭家族。
ミニシュナの自家繁殖で今迄26頭の出産に立ち会う。
23年間の痔との闘病生活から思い悩んだ末2006/12に痔ろう根治手術を受け今日に至る(ほぼ完治状態)。
痔で悩んでる方や手術を迷っている方、これから手術に向かう方の悩みを解決する為に、少しでもお役にたてればと思っています。
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